トリプルレベルセル
トリプルレベルセル
hddからssdに換装するときに気にしたいのが、フラッシュメモリの種類です。記憶素子が集まってできているメモリには、書き込むデータの量によって区別することができます。記憶素子とはデータの格納場所のようなもので、その量が増えれば増えるほど容量を大きくなります。例えば1つの素子に1ビットよりも4ビット入れた方が4倍の容量を使うことができるということです。ただしその反面、耐久性が低くなると言うことに注意が必要です。
hddと同じ要容量のssdは高価になるので、実用的ではありません。少しでも多くの容量が欲しいと思うのは、当然ですが耐久性が重要な企業での使用やハイエンドの人は1つの記憶素子に2ビットまでが限界です。トリプルレベルセルと呼ばれる3ビット格納するタイプが最も一般的な種類になります。耐久性と価格のバランスが良く、使いやすいタイプです。ビジネスなどの特別な理由でない限りは、トリプルレベルセルで十分です。
フラッシュメモリの種類で選ぶ
ssdはhddと比べて容量が少ないという問題があります。そのため換装するときに、同じ容量を確保することは基本的に不可能です。それでも少しでも容量を多くしたいと思うのは当然です。そこで考えなければいけないのがフラッシュメモリの種類です。
hddは金属板を磁性化させてデータを書き込みますが、フラッシュメモリは記憶素子にデータを格納します。その容量は素子に入れられるビットの大きさによって決まります。ただしその量に反比例して耐久性は低下してしまいます。せっかく大容量になってもすぐに壊れてしまっては意味がありません。耐久性があって、データ容量を最大限に活用できるのがクアッドレベルセルです。4ビット格納させることで、価格をかなり低くすることができますが、その分だけ耐久性は低くなっています、ただし一般で利用する分には十分と言えるので、広く一般に販売されています。壊れては困るようなデータについてはhddに保管している方が安心と言えます。